過去にバックアップしたDVDの劣化やHDDの空き容量が気になりだした今日このごろ。その中でも問題になってくるのがサイズの大きい映像ファイル。
こいつの容量を抑えるなら、もちろんTMPGEnc Video Mastering Works 5などを使ってエンコードしてやるのがいいなのですが、かかる手間と時間と電気代を考えるとどうも無駄が多すぎる気がして余りできません。
ハードディスクの買い増しもいいですが、そればかりに頼るととクラッシュが怖い。


そこで映像資産の整理用にMPGEnc MPEG Smart Renderer 4(TMSR4)を使い始めてみました。(TVMW5より安いし)
TMPGEnc Video Mastering Works 6

このソフト、有料なだけあって視認性が良く、映像連結などもほぼ無劣化で音ズレなくサクサク行える上、CMカット(自動&手動)やBDやDVDの書き込みもできるかなり便利な子なのですが、ようやくそれ以外にも応用的な使い方があることを覚えてきました。


TMSR4の機能の一つとして、複数のDVD-videoまたはそれを保存したISO(イメージファイル)などの映像ソースをBDAV(一般的なブルーレイプレイヤーで再生できる形式)として1枚のブルーレイディスクに書き込むことができます。(ただしタイトルメニューと一部字幕は消えますので、必要な場合は別のオーサリングソフトを使用するなどしてください)
この場合も、当ソフトの売りであるところのほぼ無劣化での編集、出力が可能です。多少のサイズオーバーであればトランスコード機能で指定サイズ内に収めることもできます。


内容にもよりますが、市販の映像DVDなどと同程度のものであれば通常の1層BD(25GB)に3~4枚分まとめて入るので、経済的かつ収納性、利便性もかなり増します。もちろんながらコピー保護されているものは法的にも機能的にも不可です。
最近はBD-Rも2層DVD-Rもメディア単価がほぼ同程度になってますので、ソースが1層DVDに収まらないサイズであればなお有用かと思います。



スマートレンダリング(≒無劣化出力)なので、書き込まれるサイズは元ファイルと同程度、または1割程度減る場合もあるようです。映像編集などで不要な部分をカットすれば相当分が減量されます。 今のところパイオニアの内蔵ドライブで問題なくサクサク焼き込め&読み込めています。


下手をすれば数時間がかりになるエンコードと違い、ほぼ焼きこみ時間+αだけで済むのが嬉しいですね。
なお、DVDから読み込む場合は書き込み安定化のため一度HDDにコピーする流れとなりますが、ISOファイルの場合、Daemon Tools Lite等の仮想ドライブ作成ソフトで複数の仮想ドライブを設定してそれぞれにマウントしておくと作業が楽になります。


※この目的に関連して、TMSR4でできる主なこと
    • 映像カット編集
    • オーサリング(DVDやBDに書き込み)、またはファイル出力(mp4、mkv等)
    • 不要クリップの整理削除
    • ディスクタイトル設定、各映像クリップタイトル設定
    • チャプター位置継承&設定(削除挿入名称)
    • トランジジョン(カット間の切り替え効果)挿入
    • 音声ストリームの選択、音声フィルター(ノイズ軽減程度)
    • 各映像の連結出力/分割出力(1本の映像にするか別々の映像にするか)
    • トランスコード(間引き的なサイズ減)
    ※現時点でTMSR4単体ではできないこと
    • タイトルメニューの継承、作成
    • 特定形式の字幕の継承(ARIB)
    • 全体のエンコード(圧縮的なサイズ減)
    • DVDまたはBlu-ray規格出力時の音声ストリーム数上限?2つまで?

    音声は2ストリームまでしか扱えない場合が多いので、仮に主音声/副音声/コメンタリなど3ストリーム以上あった時にこのうちから2つを選択することに通常はなるかと思います。


    焼きこみをメインの目的として使いたい場合、あるいは字幕やタイトルメニューを扱いたい場合、簡易エンコードでメディアに合わせたサイズ調整などしたい場合はTMPGEnc Authoring Works を使いましょう。時間と技術のある人はフリーソフトで頑張りましょう。