ペガシスから2015年の11月にTMSR4の後継アプリ、TMSR5がリリースされました。
H.265対応や64bit専用となり処理速度の向上など様々な面で機能が向上しているようですが、一番うれしかったのが新機能の「プロダクションツール」。
TMPGEnc MPEG Smart Renderer 5 ダウンロード版 / 販売元:株式会社 ペガシス
TMPGEnc MPEG Smart Renderer 5 ダウンロード版 / 販売元:株式会社 ペガシス


何をするものかといえば、フォルダ監視による自動CM検出および編集用のシーンインデックス作成。
録画済みのファイルをあらかじめ指定したフォルダに放り込んでおくだけで、自動的にCM検出作業及びキーフレームの打ち込みを行ってくれます。
TMSR4では、わざわざ本体を起動したうえで検出作業を行わなければならず、この待ち時間がなかなか長かったのですが、独立したアプリであるプロダクションツールを常駐させておくだけで一連の作業を自動で行ってくれます。便利!

また本体との連携もスムーズですので、プロダクションツール上から編集したいファイルを選び、本体のTMSR5にドラッグアンドドロップするだけで簡単に編集作業に移れます。

あとは折を見てキーフレームの位置ずれを確認してカット作業するだけ。まだ完全ではないとはいえ検出精度もだいぶ上がってきた印象がありますのでずいぶん助かります。プロダクションツールの事前シーンインデックス作成により、早送りや指定のシーンへのジャンプもストレスなくスムーズにできるようになっています。


注意点としては



64bit専用アプリとなったこと。
・デフォルトの設定ではキーフレームの打ち込みは自動実行されないのでTMSR5の設定修正が必要。
・D&D以外の方法、例えばプロダクションツール上でのダブルクリックから編集へ移行しようとすると、本体との連携がイマイチ。

など


機能制限なしの試用版が30日間無料で使えますのでお得です。